軽貨物運送における貨物保険について
軽貨物運送は軽自動車を利用して運送しますので、車の振動や万が一の交通事故により積み込んでいる荷物を破損させてしまう可能性もあります。
また、お客様から預かった荷物の保管中に地震・火災・落雷などで破損させてしまう可能性もあります。軽貨物運送業はリスクと隣り合わせの仕事なのです。
そのような万が一の時のために、軽貨物運送業者は「貨物保険」に入っています。
貨物保険とは、荷物の運送中や管理中において発生した偶然の事故による損害を填補する損害保険のことです。
貨物保険は、軽貨物運送のように陸上だけでなく、海上運送に対しては貨物海上保険。航空運送に対しては航空運送保険があります。
冒頭に述べましたように、運送業はリスクと隣り合わせです。地震や落雷などの予測出来ない自然災害はもちろんですが、非常に運転能力があるドライバーが慎重に運転していても何が起こるかわかりません。
例えば、通行人が飛び出してきたり、対向車や並走車のドライバーのマナーが悪かったり体調不良による運転ミスがあれば被害に巻き込まれてしまいます。
実際そのようなことは少なくありません。
そのようなことが起きれば、荷物を依頼した方も損害の事実を受け入れるしかありませんので受け入れてくれるでしょう。
しかし、保険に入っていなければ依頼者はただ失うだけになるので、運送業者が保険に入っていなかったことに怒りを覚えるでしょう。
貨物保険とは、ドライバーや軽貨物運送業者のためだけでなく、依頼者への信頼や安心にも繋がる非常に大切な保険と言えるでしょう。
